情報公開
Self-Evaluation
自己点検・自己評価
日本語教育機関として、毎年度末に実施・公表しています
| 機関名 | 成田中央日本語学院 |
|---|---|
| 設置代表者 | 株式会社京櫻 代表取締役 楊 尚勇 |
| 実施時期 | 年度末 |
| 実施担当 | 経営担当役員、校長、教務主任、事務長及び本務等教職員 |
| 実施方法 | 点検・評価会議による |
| 公表方法 | 当校のホームページに掲示 |
| 直近実施日 | 2026年5月1日 |
Scale
評価基準
5段階で評価しています
Results
評価結果
10カテゴリ・47項目の評価
1. 教育理念・目的等
担当:校長現状・取り組み
授業は「できること」を意識させ会話を中心に行い、日本語でのコミュニケーション力強化に重点をおいている。文化祭では「自国の文化の紹介」と「日本語学習の成果の発表」を二本柱として展示・ステージ発表を実施。地域の企業で働く外国人就労者や地域住民の方々をお招きし異文化交流の場としている。進路においても、地元成田の企業や学校・成田市とも連携し、丁寧な個人面談を経ておおむね各学生の希望する進路に進むことができた。
課題
1年次よりキャリア教育を計画的に行い、早めに進路を考える機会を作り、卒業後の進路を見据えた留学生活が送れるよう支援体制を整備していきたい。認定校に向け、全職員が共通理解をしたうえで一丸となって取り組み、学生も教職員も生き生きと過ごせる学校を目指していきたい。
2. 学校運営
担当:校長現状・取り組み
定期的に全体会議のほか管理職会議や部門別会議を行い、常に情報共有・情報公開をし、風通しのよい職場作りを行っている。昨年度から学生管理システムを導入し、LINEWORKSやGoogleなどクラウドサービスを活用して業務の効率化を図っている。電子黒板の導入・活用により授業の活性化を図り、校舎の安全・快適な学習環境を維持している。
課題
人事評価や賃金制度については専門家とも相談の上、透明化を図る。学校運営の客観的評価制度については早期導入を目指す。危機管理マニュアルの作成等、教職員の緊急連絡先把握と円滑な対応体制を整備していきたい。
3. 教職員
担当:校長現状・取り組み
全教職員に「学校目標」を配布し、教育理念・目標達成のための具体策を提示・共有している。定期的に主任および専任教員が授業見学を行い授業改善のアドバイスを実施。長期休暇や教師会を利用して年数回教員研修を行い、教育の質向上に取り組んでいる。各教員に年2回「個人目標・評価(振り返り)シート」を記入・提出してもらい、理事長・校長・主任等の個人面談を行っている。
課題
学校の評価項目が明確になっていないため、現在評価制度を作成中。今年度から教員Can doチェックリストを年1回の自己評価に使用する予定。事務職員についても個人目標シートやCan doチェックリストを作成していく予定。
4. 教育活動
担当:教務主任現状・取り組み
コミュニケーション力を重視し、プレゼン・スピーチ等の多様な活動を盛り込んだ日本語教育を実施。ロールプレイ・シャドーイング等を積極的に取り入れ、日本文化や異文化理解にも配慮したカリキュラムとなっている。教員は採用時に書面で資格を確認し、面接と15分の模擬授業で資質能力を確認したうえで採用。成績評価は単元ごとのペーパーテストに加え、学期末にはルーブリック評価を用いた会話・スピーチ・作文のパフォーマンステストも実施し多角的に評価している。EJUとJLPTについては学生の要望をもとに授業時間外に対策授業を実施し、認定率向上を目指している。
課題
授業内容・評価基準の学生への周知をさらに体制を整えてきめ細かく対応していきたい。授業評価の実施・評価体制についても、今後さらに客観的な評価ができる体制を整備していきたい。
5. 学生支援
担当:生活指導担当者現状・取り組み
学生相談は担任制とし、原則相談窓口は担任として常に親身な相談ができるよう心掛けている。外部通訳を利用する等、母国語でも常時対応可能な体制を整えている。校内保健室に常備薬や体温計・検査キットを備え、急な体調不良にも対応できるようにしている。学生寮は家具家電がすべて揃った学習環境に適した部屋を用意し、通学のための自転車を希望者全員に無料貸与または購入補助金を支給。卒業生とは卒業後もメッセージのやり取りをするなどコミュニケーションを取り、進路やビザに関する相談等、卒業後もできる限りの支援・交流を続けている。
課題
就職指導に関しては特定技能1号での就職希望者に対する支援体制の確立、支援計画の策定・実施をすべく取り組みを行っている。
6. 在留管理と生活指導
担当:出入国在留管理事務担当者・生活指導担当者現状・取り組み
入管法をはじめとする法令遵守の指導は順調に行えており、2025年10月には東京出入国在留管理局から「適正校(クラス1)」である旨の通知を受けた。日常的に日本の法令やマナー・文化的な価値観や風習等についての指導を行っている。学生個人票を作成し、毎月連絡先やアルバイト状況の確認・更新を行っている。3か月に一度の定期面談に加え、必要に応じて不定期面談を実施している。
課題
文化的な違いについては知識として理解しているものの、実際の生活の中で十分に適応することが難しい場面も見受けられるため、まだ課題が残ると考え「4」にした。
7. 学生の募集と受け入れ
担当:経営担当役員・出入国在留管理担当者現状・取り組み
入学選考は、教育理念に基づき、日本語の学習目的・学習歴・学歴・経費支弁能力に問題のない学生を選抜し、提出書類は適正かつ公平に審査している。学生募集は、中国(重慶)およびベトナム(ホーチミン)の現地事務所が担い、提携大学・高校および信頼できる紹介機関と連携し、適正に実施している。パンフレットやホームページには学生の学習状況や進学実績を正確に掲載し、保護者への報告にも活用している。
8. 財務
担当:経営担当役員現状・取り組み
当年度は学生在籍者数が約100名程度となり、学納金収入が想定を下回り学校単体の収支は赤字となった。しかしながら、運営会社による安定した経営基盤を有しており、他事業からの収益を活用して必要な運営資金を補填したため、教育活動・学生支援・施設設備の維持管理等に支障を生じることなく安定した学校運営を継続することができた。次年度(2026年度)については定員規模に近い学生募集が見込まれており、学校単体での収支均衡を達成できる見通しである。
9. 法令等の遵守
担当:校長現状・取り組み
法令・設置基準に関しては、常に最新のものを確認し、適合しているかの確認を行っている。自己点検・自己評価は、毎年決められた手順で実施し、全職員が問題を把握したうえでさらなる改善に取り組んでいる。実施結果は、毎年ホームページにて公開している。関係省庁への定期報告は、チェック体制を作り、遅延なく実施できている。
課題
個人情報保護の対策は取っているが、今後はさらに専門家の視点を入れて体制を整え、専門家による職員研修等も実施していきたい。
10. 社会貢献
担当:校長現状・取り組み
年2回地域の美化のためにゴミ拾いのボランティアを行っており、今年度からは学校として地域の美化活動に参加することにした。毎年夏に行われる「成田祇園祭」では今年度から学校行事として全校生徒で「東町」の方々と一緒に山車を引くことにし、地域住民との交流や地域を支える一住民としての自覚が芽生えることから継続していきたい。
課題
2022年度は予備室を利用し「生活会話クラス」を開講し近隣に住む外国人の方々に日本語の授業を行っていたが、近年は教室および講師に余裕がなく実施できていない。環境が整い次第、再度実施したい。
Summary
総括
今年度は、定期的に部門別会議・職員会議を実施するほか、ビジネスコミュニケーションツール等も有効活用し、職員間の情報発信・共有に努めてきた。クラウドサービスや学生管理システムの導入のより、業務を効率化するとともに、より正確に遂行できる体制を整えた。
授業においては、参照枠を踏まえたコミュニケーションを重視する授業や評価を行うとともに、日本での生活および就労が円滑に行えるような学びの機会も設けることができた。また、多文化共生社会を意識した異文化理解を促す取り組みも行った。
法令、設置基準、学則等で定められているところ、および目標とするところは概ね実施できているが、今後も引き続き見直しや改善を図っていきたい。
今年度の課題を総括すると、キャリア教育の計画策定、人事評価体制の確立、危機管理マニュアルの作成等、現在の取り組みをしっかりと文書化し、全教職員に周知の上、確実に実行していくことが来年度の課題として挙げられる。
